自信と安心感を取り戻しました!

昨年2月、夫が癌のため旅立ちました。夫を亡くしたことを潮目に、色々な作業が襲い掛かると同時に、(諸事情から)私の置かれる立場もガラリと変わり、心身ともに疲れ果てていたように思います。
お世話になっている税理士さんや友人からの指摘で、自分の記憶が曖昧になっていることに気付きました。
疲れているのだろうと努めてメモを取りましたが、見返しても、記憶がありません。
私は、とても混乱し、恐ろしくなって、夫が生前最も信頼していた医師に泣きつきました。
先生は、私の話を聞き、「話しをよく聴いてくれるカウンセラーがいるよ」とおっしゃって、目の前で中林先生に電話をして、紹介して下さいました。

カウンセリング初回の日、中林先生が出迎えて下さいましたが、ゆったり歩かれる姿に安心感を感じました。

当時、私はあらゆることに対して恐怖を感じながら、それでいて、すべてのことがどこか遠くで起こっているような、生きた感触のない日々だったように思います。
先生とのやりとりの中で、硬く閉じ込められていた感情を少しずつ表に出していくと、様々な感情がとめどもなく溢れ出し、涙が止まりませんでした。

様々な腹立たしさ、泥沼に引き込まれるような苦しみを感じたりしましたが、自分が全力で夫を愛したこと、その夫に愛されたこと、その記憶は誰にも奪われないこと、今でも夫の愛が私を支えてくれていること・・・そんな思いが生まれ、何とも言えない安心感が体中に行き渡るようになりました。
確かな自信を感じ、心が軽くなり、ありのままの自分で大丈夫、自由に生きていこうと思うようになりました。
以前は、自分の気持ちは自分が一番よく分かっていると思っていましたが、時には、自分が自分を最も欺くのだということ、そして自分を幸せにするのは、自分自身であることに気付かされました。
これからも、折に触れて、本当の自分の気持ちを見つめなおすことが大切だと思っています。